新寺建立は、四ツ小屋村民の願いであった。大正の末、初代東洋大学学長 井上圓了博士に随行し東北・北海道 樺太へ巡錫（じゅんしゃく：《錫杖（しゃくじょう） を持って巡行する意》僧が、各地をめぐり歩いて教えを広めること。）の途中、南秋田郡飯田川町 東傳寺に立ち寄った際、四ツ小屋へ新寺建立の話を聞く。その後、圓通寺初代総代伊藤助左衛門氏を筆頭に山形県長井市 洞雲寺まで出向き須藤大道大和尚を四ツ小屋村に拝請（はいしょう：来ていただくようお願いすること。）した。